パナソニックホールディングス(以下、パナソニック)は2024年10月31日に2025年3月期第2四半期(4-9月期)の決算を発表。売上高は対前年比+3%増、営業利益は同+12%増、親会社の所有者に帰属する中間純利益は同▲35%減となった。尚、会社による連結業績予想は変更なし。

1. 2025年3月期4-9月期決算の概要

  • 売上高:4兆2513億円、対前年同期比+3%増
  • 営業利益:2160億円、同+12%増
  • 税引前利益:2509億円、同12%増
  • 親会社の所有者に帰属する中間純利益:1889億円、同▲35%減

2. 事業セグメント動向

事業セグメントごとに見ると、利益をドライブしたのが、インダストリー、コネクト、オートモーティブなど。一方、利益を減らしたのはくらし事業。インダストリーについては、生成AIサーバー向け製品の販売増などに加え、為替効果もあり、増収。

2.1 事業セグメント別売上高

事業セグメント別の売上高は以下の通り。

  • くらし事業:1兆7440億円、対前年同期比+5%増
  • オートモーティブ:7144億円、同+1%増
  • コネクト:6196億円、同+13%増
  • インダストリー:5467億円、同+7%増
  • エナジー:4304億円、同▲10%減
  • その他:6716億円、同+7%増

2.2 事業セグメント別営業利益

事業セグメント別の営業利益は以下の通り。

  • くらし事業:494億円、対前年同期比▲18%減
  • オートモーティブ:242億円、同+58%増
  • コネクト:251億円、同+69%増
  • インダストリー:309億円、同+3%増
  • エナジー:543億円、同+3%増
  • その他:346億円、同+6%増