1.1 所得控除による節税効果

iDeCoは毎月掛金を拠出して、投資信託などで運用していきますが、拠出した掛金はすべて所得控除の対象です。課税対象となる所得額から掛金を差し引けるため、所得税と住民税の税額が少なくなる効果があります。

貯蓄をしながら税金を少なくできることから、お得に老後資産を形成したい方にとってiDeCoはメリットが大きいといえます。

1.2 運用益が非課税になることの節税効果

投資信託などの運用中に得られた利益はすべて非課税です。投資信託などの利益には通常20.315%の税金がかかりますが、これがゼロに。

また、運用益は再投資に回されるため、資産が増えるスピードが早くなります。

1.3 資金を引き出す際の節税効果

資金の受け取り方は2つの方法があり、まとめて受け取る一時金の場合、退職所得控除の対象になります。年金として毎年受け取る場合は、公的年金等控除が適用されます。

いずれの場合も控除の制度があるため、受取時も税金を減らせるメリットがあります。