「高年収」とはいくらからをイメージするのかは人それぞれですが、「1000万円以上」と考える方もいるでしょう。現在の日本の給与所得者の平均年収は460万円とされており、1000万円の半分以下というのが実情です。
年収を多くもらうには、平均給与が高い業種を選ぶのもひとつのポイントです。どのような業種が高収入を得られる可能性が高いのでしょうか。
本記事では、年収が1000万円以上の方は何パーセントくらいいるのかを確認するとともに、平均給与が高い業種ベスト5を紹介していきます。
1. 年収1000万円以上の人は給与所得者のわずか5.5%
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、給与所得者の平均給与額は460万円で、男性が569万円、女性が316万円です。
年収ごとの給与所得者の割合は以下のとおりです。
【年収:男性・女性】
- 100万円以下:3.6%・14.1%
- 100万円超200万円以下:6.0%・20.5%
- 200万円超300万円以下:9.7%・19.6%
- 300万円超400万円以下:14.9%・18.1%
- 400万円超500万円以下:17.5%・12.7%
- 500万円超600万円以下:14.0%・6.7%
- 600万円超700万円以下:10.0%・3.4%
- 700万円超800万円以下:7.2%・1.9%
- 800万円超900万円以下:4.9%・1.0%
- 900万円超1000万円以下:3.6%・0.7%
- 1000万円超1500万円以下:6.3%・1.0%
- 1500万円超2000万円以下:1.4%・0.2%
- 2000万円超2500万円以下:0.4%・0.1%
- 2500万円超:0.5%・0.1%
給与所得者の年収分布をみると、男性で最も多いのは「400万円超500万円以下」の方で17.5%を占め、女性では「100万円超200万円以下」の方で20.5%を占めています。
年収1000万円以上の方の割合は、男性の8.6%、女性の1.4%で、全体では5.5%です。1000万円以上をもらっている方は、約18人に1人の割合となっており、ごく一部の方に限られていることがわかります。