SUBARU、1Qは売上高・利益とも減少 国内外での新車販売台数の減少等が主因

2018年8月6日に行われた、株式会社SUBARU2019年3月期第1四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:株式会社SUBARU 取締役専務執行役員 CFO 岡田稔明 氏

第1四半期 実績 連結完成車販売台数

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岡田稔明氏:みなさん、こんにちは。今日は第1四半期の決算説明会にご参加いただき、ありがとうございます。それでは早速始めさせていただきます。

パワーポイントの4ページ、販売台数をご覧ください。2019年3月期第1四半期実績についてご報告いたします。連結販売台数は23万7,900台となり、前年同期比で3万3,400台の減少となりました。国内については、「インプレッサ」および「SUBARU XV」の新型車効果が一巡したことに加え、「フォレスター」がフルモデルチェンジ直前だったことなどにより、前年同期比で1万1,600台の減少となる2万8,900台となりました。

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海外では、当社の重点市場であります北米を中心に、現地小売販売はクロストレック(日本名はSUBARU XV)の販売が好調で、勢いは衰えていないものの、フルモデルチェンジを控えたフォレスターの出荷が減少したことにより、連結販売台数では前年同期比2万1,900台の減少となる20万9,000台となりました。

第1四半期 実績 連結業績

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次に連結業績です。連結売上高は売上構成差の悪化でマイナス942億円、為替レート差でマイナス50億円、カンパニー等でマイナス56億円となり、前年同期比1,048億円減収の7,092億円となりました。なお売上高の前年度比較につきましては、新しい会計方針に従って前年度実績を再計算しております。

営業利益につきましては、主力の米国市場で小売販売は好調に推移しているものの、フルモデルチェンジを控えたフォレスターなどの出荷台数減少、および諸経費等の増加などにより、前年同期比618億円の減益となる576億円。経常利益は592億円減益の601億円となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、前年同期比369億円の減益となる455億円となりました。

前年実績対比 第1四半期実績 営業利益増減要因

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続きまして、営業利益増減要因についてです。前年同期実績に対して618億円の減益となりますが、その減益要因についてそれぞれご説明いたします。

まず(減益の要素の1番目が)売上構成差等でマイナス438億円です。詳細は次の4つで、新車(販売)国内マイナス111億円、海外マイナス336億円、販売奨励金マイナス69億円、在庫調整等プラス78億円です。

なお会計方針の変更に伴い、従来販売管理費に含んでおりました販売奨励金は、売上構成差等に含んでいます。また販売奨励金マイナス69億円のうちSOA(Subaru of America,Inc.)分はマイナス59億円です。台あたりのインセンティブは2,500ドルで、前年同期の1,800ドルから700ドルの増加となりました。

(減益の)2番目の要素として、諸経費等のマイナス116億円があげられます。詳細は次の3つです。1つ目が、製造固定費の増加によりマイナス19億円です。そのうち、SUBARUが固定加工費減によりプラス1億円、SIA(Subaru of Indiana Automotive,Inc.)は外製型費の増によるマイナス12億円と、固定加工費増によるマイナス8億円で、(合計)マイナス20億円となりました。(2つ目が)販売管理費の増加で、マイナス23億円です。内訳は、SUBARUでマイナス25億円、国内ディーラーはプラス1億円、SOAはマイナス17億円、カナダ子会社はプラスマイナスがゼロ、その他でプラス18億円です。(3つ目が)クレーム費の増加でマイナス74億円です。

3番目(の減益の要素)が為替レート差で、マイナス34億円です。米ドルは約4円の円高でマイナス90億円、ユーロは約9円の円安でプラス11億円、カナダドルは約1円の円安でプラス1億円、その他中国元でマイナス1億円、SUBARUと海外子会社の仕入れ為替調整でプラス47億円、在庫未実現利益分としてマイナス2億円となりました。

4番目(の減益の要素)が研究開発費の増加で、マイナス19億円です。

5番目(の減益の要素)である原価低減はマイナス11億円です。そのうち、SUBARUでは原価低減によりプラス18億円、原材料等によりマイナス26億円で、トータルマイナス8億円。SIAでは、原価低減によりプラス6億円、原材料等によりマイナス9億円で、トータルマイナス3億円となりました。

以上より、2019年3月期第1四半期の連結営業利益は、前年同期実績1,193億円から618億円の減益となる576億円となりました。

連結貸借対照表

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続きましてバランスシートです。総資産は2兆8,606億円と、前期末に比べ58億円の減少となりました。主な要因は、現金および預金と有価証券を合わせた手元資金の減少662億円、有形固定資産の増加304億円、仕掛金の増加152億円、商品および製品の増加145億円などです。

負債は1兆2,960億円と、前期末に比べ95億円の減少となりました。主な要因は、未払い法人税等の減少315億円などです。

純資産は1兆5,646億円と、前期末に比べ36億円の増加となりました。主な要因は、為替換算調整勘定の増加147億円、利益剰余金の減少98億円などです。自己資本比率は54.4パーセントとなりました。

第1四半期実績 連結キャッシュフロー

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次は連結キャッシュフローです。営業活動による資金の増加は260億円となりました。主な要因は、税金等調整前四半期純利益616億円、法人税等の支払い471億円などです。

投資活動による資金の減少は300億円となりました。主な要因は、固定資産の取得による支出の284億円などです。その結果、フリーCFはマイナス40億円となりました。財務活動による資金の減少は837億円です。主な要因は、配当金の支払い537億円、長期借入金の返済による支出197億円、短期借入金の減少99億円などです。また、現金および現金同等物は6,944億円となりました。

第1四半期実績 海外子会社業績

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次に、米国子会社の業績です。SOA(Subaru of America,Inc.)の小売販売は、モデル末期となるフォレスターの販売が落ち込みましたが、クロストレックが引き続き好調に推移したことにより、前年同期に対し1万2,600台増の17万2,600台となりました。

一方、一時的な在庫調整などを背景に卸売台数が減少したことなどにより、当第1四半期につきましては、売上高は前年同期比521Million US$の減収となる、4,205Million US$。営業利益は前年同期比146Million US$の減益となるマイナス7Million US$となりました。

営業利益の増減要因は、数量構成差マイナス78Million US$、販管費の増でマイナス68Million US$となり、前年同期比146Million US$の減益となるマイナス7Million US$となりました。

SIA(Subaru of Indiana Automotive,Inc.)の売上高は、前年同期に対してマイナス183Million US$の1,980Million US$となりました。営業損益は、数量価格構成差がマイナス50Million US$、原価低減活動がマイナス2Million US$、固定費は増加でマイナス18Million US$となり、前年同期比マイナス70Million US$となる7Million US$です。

通期計画 連結完成車販売台数

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続きまして、2019年3月期通期計画です。連結販売台数につきましては、期初に発表した計画からの修正はございません。

通期計画 連結業績計画

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次に、売上高損益計画につきましても、期初の発表値から変更はありませんが、売上高の前年度比較につきましては、新しい会計方針に従って前期実績を再計算しております。

通期計画 営業利益増減要因

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続きまして、営業利益増減要因についてです。こちらも期初計画から変更はありませんが、会計方針変更に伴い、販売奨励金は売上構成差等に含んでおります。

通期計画 海外子会社業績

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米国子会社の通期計画です。こちらにつきましても変更はございません。

設備投資・減価償却費・研究開発費・有利子負債

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最後になりますが、設備投資、減価償却費、研究開発費、有利子負債についてです。第1四半期の実績は、設備投資が283億円、減価償却費が213億円、研究開発費が281億円となりました。通期計画については、いずれも前回の発表値から変更はありません。

以上で、2019年3月期第1四半期決算の説明を終わります。ありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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