1.2 2階は厚生年金
2階部分にあたる厚生年金には、公務員やサラリーマン等が国民年金に加えて加入します。
- 第1号厚生年金被保険者:会社員等
- 第2号厚生年金被保険者:国家公務員共済組合の組合員
- 第3号厚生年金被保険者:地方公務員共済組合の組合員
- 第4号厚生年金被保険者:私立学校教職員共済制度の加入者
保険料は毎月の給与やボーナスに応じて決まりますが、上限があります。
つまり、高収入だった方ほど年金額が高くなる傾向にあると整理できます。
ここまで整理してきた「国民年金」「厚生年金」では、受け取れる年金としてそれぞれ「老齢年金」障害年金」「遺族年金」があります。
次章では、厚生労働省が発表したデータをもとに、「老齢年金」平均月額がどれくらいか見ていきましょう。
2. 【老齢年金の一覧表】国民年金「60歳代・70歳代・80歳代」平均月額
まずは、厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに「国民年金」の平均月額を年齢別に確認してきましょう。
2.1 国民年金の平均月額一覧(60歳代)
- 60歳:国民年金4万2616円
- 61歳:国民年金4万420円
- 62歳:国民年金4万2513円
- 63歳:国民年金4万3711円
- 64歳:国民年金4万4352円
- 65歳:国民年金5万8070円
- 66歳:国民年金5万8012円
- 67歳:国民年金5万7924円
- 68歳:国民年金5万7722円
- 69歳:国民年金5万7515円
※65歳未満の国民年金の受給権者は繰上げ支給を選択した者