クリエートメディック、上期は増収増益 重点分野の泌尿器系製品拡販が順調

2018年8月3日に日本証券アナリスト協会主催で行われた、クリエートメディック株式会社2018年12月期第2四半期決算説明会の内容を書き起こしでお伝えします。IR資料

スピーカー:クリエートメディック株式会社 代表取締役社長 佐藤正浩 氏

業界環境

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佐藤正浩氏:ただいまご紹介いただきました、クリエートメディック株式会社の佐藤でございます。本日は、お忙しい中ご出席いただきまして、誠にありがとうございます。

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それでは、弊社の2018年度第2四半期の決算概要および通期の見通し、ならびに中期計画の進捗状況などにつきまして、本日はご説明させていただきます。

まず初めに、業界環境につきまして、ご説明を申し上げます。

医療機器における国内のカテーテル市場は、高齢化社会の進展を背景といたしまして、今後も患者数の増加を見込んでいます。一方、国の医療費抑制策のもと、本年(2018年)も公定価格の改定が実施されておりまして、医療材料の償還価格の引き下げが継続して行われております。また、医療機関における共同購入の拡大にともなう値引きの要請も、販売価格の下落の要因となっております。

次に、海外につきましては、東南アジアを中心とした新興国におきましては、人口増加に加えまして、経済発展にともない高度な医療に対するニーズは高まっておりまして、今後もカテーテルを用いた低侵襲治療などの需要が、一層拡大していくものと見込んでおります。

営業成績

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このような経営環境のもと、今期(2018年度)第2四半期の業績につきましては、売上高は53億5,000万円、前年同期比で6.7パーセント増。営業利益は4億9,700万円、同じく26.2パーセントの増加。

経常利益は4億8,300万円、同じく23.9パーセント増。四半期純利益は3億4,100万円を計上いたしまして、前年同期比で32.5パーセント増となりました。

売上高につきましては、自社販売と海外販売が好調に推移したことによりまして、前年を上回る結果となりました。

利益につきましても、海外子会社の人件費上昇などはございましたものの、グループ全体の売上増加にともなう操業度の上昇、製造工程内の自動化・半自動化の推進や、グループ内生産拠点間の生産品目の見直しなどによる原価低減策によりまして、営業利益・経常利益・四半期純利益とも、前年同期比で増益という結果になりました。

なお、弊社の水戸事業所で以前使用しておりました、製品倉庫を売却したことにともなう売却損が発生したことによりまして、特別損失で1,400万円を計上しております。

また、本年(2018年)2月に開示しました業績予想に対しましても、売上高・営業利益・経常利益および四半期純利益ともに、上回る結果を出すことができました。

連結対象会社でございますが、大連クリエート・クリエート国際貿易(大連)・ベトナムクリエート・ ベトナムクリエート国際貿易・九州クリエートの、計5社でございます。

売上高

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それでは、第2四半期の決算概要につきまして、ご説明させていただきます。まず、販売形態別の売上高をご説明申し上げます。

自社販売でございますが、前期に引き続き重点分野と位置付けております泌尿器系製品が、好調に推移をいたしまして、31億800万円。前年同期比で1億3,700万円、4.6パーセントの増加となりました。

海外販売では、中国の販売が大きく売上を伸ばすとともに、欧州向けの販売も堅調でございましたことから、13億9,200万円。前年同期比で2億5,400万円、22.3パーセントの増加となりました。

一方、OEM販売は、血管系製品の一部が契約終了となった影響によりまして、8億4,900万円。前年同期比でマイナス5,500万円、6.1パーセントの減少という結果になりました。

これによりまして、売上高は全体で53億5,000万円。前年同期比で3億3,600万円、6.7パーセントの増加となりました。

売上高(販売形態別・製品系統別)

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次に、販売形態ごとの売上高を、製品系統別に分類してご説明申し上げます。

まず、自社販売でございますが、泌尿器系では引き続き消毒液付きの導尿用「フォーリートレイキット」が好調を維持したことや、それに接続いたします採尿バックが売上増加に寄与いたしまして、(前年同期比で)1億3,700万円、12.2パーセントの増加となりました。

消化器系では、胃瘻関連製品の減少はございましたものの、腸閉塞の検査や治療などに用います「イレウスチューブ」が堅調に推移いたしまして、(前年同期比で)1,700万円、1.4パーセントの増加となりました。

以上によりまして、自社販売は全体で31億800万円。(前年同期比で)1億3,700万円、4.6パーセントの増加という結果になりました。

次に、海外販売でございます。まず、中国販売につきましては、泌尿器系の「フォーリーカテーテル」や消化器系の「イレウスチューブ」、看護検査系の生検針が好調に推移いたしまして、全体で9億4,200万円。前年同期比で1億5,800万円、20.3パーセントの増加となりました。

また、輸出販売につきましては、EU向けを中心に消化器系製品が売上を伸ばしましたことから、全体で4億3,300万円。前年同期比で8,800万円、25.7パーセントの増加となっております。これらにベトナムの販売実績を加えました海外販売合計は、13億9,200万円。前年同期比で2億5,400万円、22.3パーセントの増加となりました。

最後に、OEM販売につきましては、一部の血管系製品のOEM供給契約終了の影響によりまして、全体の売上高は8億4,900万円。前年同期比でマイナス5,500万円、6.1パーセントの減少となっております。

販売費・一般管理費

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続きまして、販売費および一般管理費につきまして、ご説明を申し上げます。

まず、人件費につきましては、海外における給与水準の引き上げや販売拡大のための人員増強などによりまして、全体では12億6,000万円、前年同期比で1,700万円の増加となっております。

また、経費につきましては、中国国内の販売費などが増加したものの、2016年の研究開発センター開設にともない、前期に一時的に発生した経費が今期は発生しておりませんことから、全体としては7億700万円、前年同期比で1,700万円の減少となっております。

以上によりまして、販売費および一般管理費は19億6,800万円、前年同期に比べまして、わずかな減少となっております。

営業利益

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次に、当期(2018年度)第2四半期における営業利益の変動要因につきまして、ご説明をさせていただきます。

まず、営業利益の主な増加要因でございます。売上高の増減にともなう変動といたしましては、OEM販売は減少いたしましたものの、海外販売および自社販売の増加によりまして、1億3,700万円が増加。また、為替の影響によりまして、2,500万円が増加。

次に、営業利益の減少要因でございます。海外製造拠点の労務費の賃上げや今後の原価低減を目指しました外注移行のために、一時的にコストが上昇したことによりまして、5,800万円が減少いたしております。

以上によりまして、営業利益は4億9,700万円、前年同期比で1億300万円の増加となりました。

経常利益・純利益

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続きまして、営業外収支でございます。営業外収益につきましては、受取利息や受取配当金などにより、1,800万円。また、営業外費用は、支払利息・為替差損などによりまして、3,200万円の計上となっております。

以上によりまして、経常利益は4億8,300万円、前年同期比で9,300万円の増加となりました。また、特別損失といたしまして、水戸事業所で以前使用しておりました製品倉庫を売却したことにともないまして、売却損が1,400万円発生しております。

以上の税金等調整前四半期純利益の4億6,900万円をもとにいたしまして、法人税等の1億5,600万円を差し引き、法人税と調整額の2,900万円を加えまして、四半期純利益は3億4,100万円、前年同期比で8,300万円の増加となっております。

設備投資・研究開発費

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次に、設備投資ならびに研究開発費につきまして、ご説明を申し上げます。

まず、設備投資でございますが、中国の生産拠点でございます大連クリエートの品質向上のための改修工事などにともないまして、2億6,600万円が発生し、また国内外における生産関連投資や研究開発設備への投資によりまして、設備投資の総額は3億2,000万円。前年同期比で、2億700万円の増加となっております。

また、研究開発費につきましては、自社販売製品の開発強化のための、人件費増加などによりまして、全体では2億9,600万円。前年同期比で、4,500万円の増加をいたしました。

通期業績予想(2018/12)

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以上の上期の業績を踏まえまして、昨日(2018年8月2日)、通期業績予想につきまして、修正を公表させていただきました。

ご説明申し上げますと、売上高につきましては、前期比3.4パーセント増の107億5,000万円を見込んでおります。

販売形態別では、自社販売は泌尿器系を中心に売上を伸ばしまして、前期比で1億4,600万円の増加を見込んでおります。また、海外販売は、上期の前倒しの受注が懸念されるものの、中国の国内ならびに欧州向けも、引き続き好調を維持すると予想しておりまして、前期比で2億9,700万円の増加を見込んでいるところでございます。一方OEM販売は、前期に続きまして、血管系製品の一部が販売契約終了となります影響によりまして、前期比で8,700万円の減収を見込んでおります。

また、利益につきましては、海外拠点の人件費の上昇の影響や、下期にずれ込んだ研究開発費用の発生などが見込まれておりますけれども、増収による生産拠点の操業度上昇や、原価低減施策の効果が表れることによりまして、営業利益・経常利益および当期純利益ともに、前期比で増加を見込んでおります。

以上によりまして、通期業績予想でございますが、売上高は107億5,000万円、前期比で3.4パーセントの増加。営業利益は9億3,500万円、同じく9.5パーセント増。経常利益は9億5,000万円、同じく7.9パーセント増。当期純利益は6億7,000万円、前期比で43.2パーセントの増加を見込んでおります。

中期計画の進捗状況

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それでは、2017年2月に発表いたしました、来年2019年までの中期3ヶ年の経営計画の進捗状況につきまして、ご説明を申し上げます。

自社販売は、前期に引き続き重点分野と位置付けております泌尿器系製品につきまして、「フォーリートレイキット」などの拡販の成果が出ております。2019年度の目標として掲げました売上高69億円を目指し、泌尿器系を中心とした製品ラインナップの増強も予定しておりまして、医療機関における新規採用獲得に努めてまいります。

次に、海外販売につきましては、販売力ならびにマーケティング力強化のための人員確保は、若干遅れている状況でありますが、中国における販売拡大は計画を上回るペースで進捗いたしております。また、欧州やその他の地域への輸出拡大のための新たなCEマークの取得による製品ラインナップの拡充や、海外展示会への出展は、おおむね予定どおりに進捗しているところでございます。

一方、OEM販売につきましては、血管系製品の一部の販売契約終了にともなう減少を補うべく、営業活動を展開中でございます。大手医療機器メーカーに対する新規案件の獲得交渉では、確かな手応えを感じているところでございます。

配当政策

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最後に、株主還元策につきまして、ご説明申し上げます。

当社は、株主さまへの利益還元を経営の主要施策と位置付けておりまして、今後の収益力向上のために内部留保による経営基盤の強化を図りつつ、継続的かつ安定的に利益配分を行うことを基本方針といたしております。

このような基本方針に則りまして、中間配当につきましては、一株当たり16円とすることを昨日(2018年8月2日)の取締役会で決議いたしました。また、期末配当は19円といたしまして、年間配当は一株当たり35円とさせていただく予定でございます。

それでは、以上によりまして、2018年度第2四半期の決算説明を終了させていただきます。みなさまにおかれましては、ご清聴いただきまして、誠にありがとうございました。

記事提供:ログミーファイナンス

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