寒さが厳しくなるこれからの季節は、できるだけ寒さに強く、丈夫な植物を育てるのがおすすめです。

多年草の中には、寒くなると葉を落とし、地上部を枯らせて次の開花に向けて休眠する植物もある一方で、一年中葉を茂らせて生育する植物もあります。

このような常緑の植物を植えると、開花していない季節でも葉が茂っているので、冬の庭も寂しくなりません。そこで今回は、秋に植えられる常緑多年草について紹介します。さっそくみていきましょう。

1. 冬のお庭も寂しくない!秋に植えられる「常緑多年草」6選

1.1 クリスマスローズ

下向きに咲く気品ある花が魅力の「クリスマスローズ」

紫色の花が満開のクリスマスローズ

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冬に開花するクリスマスローズは、気品のある美しい花を咲かせる多年草です。下向きに咲く花が可憐で、冬ガーデンを美しく彩ります。

クリスマスローズの多くは常緑で、夏の間も葉が茂っています。半日陰でも育てることができ、冬は木漏れ日が当たるような場所、夏は木陰になって涼しくなる場所が生育場所として最適です。

※参考価格:1500円前後(3号ポット苗)

1.2 ベロニカ・オックスフォードブルー

青い小花がかわいらしいグランドカバー「ベロニカ・オックスフォードブルー」

青い小花を咲かせているベロニカ・オックスフォードブルー

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ベロニカ・オックスフォードブルーは、種類の多いベロニカのなかでも這い性の品種で、グランドカバーとして人気の多年草です。

冬の間はやや葉の数が少なくなる可能性がありますが、常緑の葉は寒さに強く、シックに色づく葉が地面を覆います。開花は早春から始まり、ブルーの可愛らしい小花が一面に咲きます。

※参考価格:200円~500円前後(3号ポット苗)