2. 茨城県、栃木県、群馬県の人口の多い市を見てみると…

公益財団法人国土地理協会が公表した「2024年4月調査 市町村別 人口・世帯数」によると、北関東3県で人口30万人以上の市がないのは茨城県です。

まずは3県の人口を見てみると、茨城県・285万4604人、群馬県・191万2613人、栃木県・190万9734人と、茨城県がほかの2県よりも、100万人近く人口が多いのですが…。

北関東3県の人口の多い都市

北関東3県の人口の多い都市

出所:公益財団法人国土地理協会「2024年4月調査 市町村別 人口・世帯数」を参考に筆者作成

茨城県でもっとも人口の多い市は、県庁所在地でもある水戸市の26万7902人。栃木県は宇都宮市の51万4157人、群馬県は高崎市の36万6547人なのです。このことから、人口30万人以上の市がないのは茨城県になります。

そんな茨城県ですが、人口10万人以上の市は選択肢にある3県の中でもっとも多い8市。栃木県は6市、群馬県は5市でした。

3. 茨城県の県内総生産は14兆5391億円

ここからは茨城県について紹介します。

茨城県は、ネモフィラで有名な国営ひたち海浜公園や、冬場は凍結する袋田の滝といった観光地が有名。2023年の入込客数(延べ人数)は約6106万人(対前年比123.0%)、観光消費額は3576億円(同120.9%)となっています。

経済面を見てみると、2021年度の県内総生産は14兆5391億円。県民所得は9兆8053億円、1人当たりの県民所得は343万8000円でした。

3.1 調査概要

  • 調査日:2024年10月23日
  • 調査人数:100人(全国の10歳代~60歳代)

参考資料

小野田 裕太