2025年が幕開けとなり、「今年こそは高収入を目指したい」と考えている方も多いでしょう。

高収入のひとつのラインとして、「年収1000万円」を思い浮かべる方もいると思います。

国税庁が9月に公表した最新資料「令和5年分 民間給与実態調査」によると、2023年の日本の給与所得者の平均年収は「460万円」でした。

日本の給与所得者の平均年収は、ここ数十年400万円台を推移しています。そのため「日本の一般的な年収は400万円台」というイメージが強く、その倍以上となる「年収1000万円以上」の割合が気になりますね。

では、日本の給与所得者の中で「年収1000万円以上」の人はどのくらいいるのでしょうか。

個人での年収だけでなく、世帯年収にも迫ります。さらに、彼らの貯蓄事情も参考にすることで、資産形成におけるポイントを考えていきましょう。

1. 【年収1000万円以上は何割?】日本の給与所得者の年収割合

国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」からは、日本の給与所得者の年収事情がわかります。

給与階級別の人数から年収1000万円以上の割合を出した結果、下記のとおりとなりました。