国税庁が公表した「令和5年分 民間給与実態調査」によると、昨年の日本における給与所得者の平均年収は「460万円」です。
直近3年間、平均給与は増加し続けており、働くモチベーションになっている人もいるかもしれません。
以前と比べて転職市場が広がるなど、キャリアアップ、年収アップを目指しやすい環境であることも1つの要因といえるでしょう。
年収アップを目指していくうえで、1つの目標として「年収1000万円」を目標にしている人も多いのではないでしょうか。また、実際「年収1000万円以上」の人は日本にどのくらいいるのか。
今回は、日本の給与所得者の中で「年収1000万円以上」の人の割合を確認していきます。
あわせて年収1000万円以上の人の「老後の年金事情」についても紹介していますので、是非老後生活のイメージの参考にしてください。
1. 日本に「年収1000万円以上」の人はどのくらいいる?
国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の給与所得者のうち、年収1000万円以上の人の割合は下記のとおりです。
【給与所得者のうち年収1000万円以上の割合】
- 全体:5.50%
- 男性:8.63%
- 女性:1.37%
国税庁の上記データによれば、2023年に1年間働いた給与所得者のうち、年収が1000万円を超える人の割合は全体の5.50%でした。
この数値は、給与所得者に限定されており、フリーランスや個人事業主などは対象に含まれていません。
会社員や公務員などの給与所得者で「年収1000万円以上」を達成している人はわずか5.50%であることから、この水準の収入に到達するのは非常に難しいことが分かります。