すでに年金生活を送るシニア世代の方の中には、カレンダーの年金支給日に〇をつけ、ひとつの楽しみとしている方もいらっしゃいます。
しかし、これから年金を受け取る現役世代の方は、「年金っていつもらえるの?」「何回受け取れるもの?」と素朴な疑問を持ちつつ、結局将来のことはわからないし、と調べるのが億劫になっている方も多いのが現状です。
そこで今回は、年金支給日のルールと年金から引かれる税金や保険料について解説します。
1. 公的年金は2ヶ月に1度の支給!次回12月の支給日には何月分の年金が受け取れる?
日本の公的年金は、2ヶ月ごとに前月と前々月の年金が支給される仕組みになっています。
支給日は主に偶数月の15日(15日が土日祝の場合は直前の平日)で、具体的には以下のようになります。
- 2月(12月・1月分)
- 4月(2月・3月分)
- 6月(4月・5月分)
- 8月(6月・7月分)
- 10月(8月・9月分)
- 12月(10月・11月分)
たとえば、次回の年金支給日は12月13日(金)。この日に支給されるのは10月分と11月分となります。
2ヶ月分がまとめて支給されるため、一度にまとまった金額を受け取ることができる方もいるでしょう。
次章では、厚生年金の平均受給額について詳しく見ていきます。