2. 本棚をプレゼントされた時の心境は「すぐに埋めてやるぜ」

大きな話題を呼んだ、漫画家が高校時代に「友人と交わした約束」。

本棚をプレゼントされた当時の心境について、遠田マリモさんは「めっちゃうれしかったし、『すぐに埋めてやるぜ』って気持ちでした。7年かかったというのは単行本が出てからなので、実際は12年かかりました」と話します。約束を果たした直後、友人にその事実を伝えると「すげ~!!」と感動してくれたそう。

気になる本棚が埋まるまでの12年間については、「飽きずに漫画を描いていました。4回は最短で打ち切られたのできつかったです。その後は連載が続いたり、2本連載したりして本棚が埋まりました」とのこと。

3. コミック市場は6年連続のプラス成長

漫画にまつわるエピソードが話題になったことに関連し、ここからはコミックの市場規模について紹介します。

公益財団法人 全国出版協会の出版科学研究所が発表した「出版指標」によると、2023年の紙と電子を合わせたコミック市場は、前年比2.5%増の6937億円。

内訳は、単行本とコミック紙を合わせた推定販売金額が同8.0%減の2107億円、電子コミックが7.8%増の4830億円となりました。電子コミックがけん引したことで、6年連続のプラス成長になりました。

いかがでしょうか。今回はXで話題になっている漫画家が高校時代に「友人と交わした約束」について紹介しました。

参考資料

小野田 裕太