2023年9月15日、厚生労働省は全国の100歳以上の人口が過去最多の9万2139人になったと発表しました。
「人生100年時代」と言われるセカンドライフでは「厚生年金・国民年金」が収入の中心となるのが一般的です。
終身で受給できる大切な収入となる年金ですが、どのくらい受給できるのか把握していない人は少なくないでしょう。
本記事では、年齢別の平均月額と、年金月額階級別の受給権者数を一覧表を眺めながら確認していきます。
公的年金制度の仕組みもおさらいしておきますので、自分が加入する年金の特徴や年金額の決定方法なども改めて確認しておきましょう。
1. 公的年金の仕組みを解説!「厚生年金・国民年金」の特徴
日本の公的年金制度は「国民皆年金」といって、日本に住む20歳以上60歳未満の全ての人が、原則として国民年金に加入する義務があります。
それぞれの特徴を確認していきましょう。
1.1 1階部分:国民年金
- 原則、日本に住んでいる20歳以上60歳未満の全員が加入
- 一律の保険料(年度ごとに見直しあり)
- 国民年金保険料を40年間漏れなく納付した場合に、将来満額の基礎年金がもらえる
1.2 2階部分:厚生年金
- 一定の要件を満たす会社員や公務員、パート・アルバイト従業員などが対象
- 保険料は収入に応じて決定(上限あり)
- 納めた保険料や加入期間により個人差が大きく出やすい
次章では現シニア世代の人たちが月額どのくらいの年金を受給しているのかを確認していきましょう。