物価高が続く中で、給与の少なさに不満を感じている人も多いかもしれません。

では、現在の日本人はどれくらい給与を受け取っているのでしょうか。本記事では、先日公表された令和5年分の民間給与実態統計調査の結果を基に日本の給与水準を紹介します。

企業規模別・業種別に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

1. 日本人の平均給与は「460万円」に

国税庁官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均給与は460万円です。

また、男女合計でみた給与額の分布は以下のとおりとなっています。

【写真全3枚中1枚目】給与階級別の割合「平均給与は460万円」だが…。2枚目では、企業規模別の平均給与をチェック

給与階級別の割合

出所:国税庁官官房企画課「令和5年分民間給与実態統計調査」

1.1 給与分布(令和5年)

年収 割合

  • 100万円以下 8.1%
  • 100万円超200万円以下 12.3%
  • 200万円超300万円以下 14.0%
  • 300万円超400万円以下 16.3%
  • 400万円超500万円以下 15.4%
  • 500万円超600万円以下 10.8%
  • 600万円超700万円以下 7.1%
  • 700万円超800万円以下 4.9%
  • 800万円超900万円以下 3.2%
  • 900万円超1000万円以下 2.3%
  • 1000万円超1500万円以下 4.0%
  • 1500万円超2000万円以下 0.9%
  • 2000万円超2500万円以下 0.3%
  • 2500万円超 0.3%

もっとも割合が高い年収水準は300万円超400万円以下です。また、年収1000万円を超える人は全体のわずか5.5%となっています。