1.1 【東京都23区内】「住民税非課税世帯」に該当する所得
前年中の合計所得金額が下記となる場合、住民税非課税世帯に該当します。
- 同一生計配偶者又は扶養親族がいる場合：35万円×（本人・同一生計配偶者・扶養親族の合計人数）＋31万円以下
- 同一生計配偶者及び扶養親族がいない場合：45万円以下
「同一生計配偶者及び扶養親族がいない」場合、所得目安は45万円以下とされています。
とはいえ、「所得」がいくらとなるのか、ピンとこない人もいるでしょう。
所得とは、年収から各種控除を差し引いた後の金額で、給与所得や事業所得などがあります。
次の章では、所得を年収に換算した場合の目安を確認していきます。
2. 住民税非課税世帯「年収目安」を確認
住民税非課税世帯に該当する「年収」について、東京都港区の例を挙げて整理してみましょう。
港区における住民税非課税世帯の年収目安は下記のとおりです。
- アルバイトやパートの給与収入が100万円以下
- 65歳以上で年金受給のみの人は、年金収入が155万円以下
- 65歳未満で年金受給のみの人は、年金収入が105万円以下
アルバイトやパートの給与収入であれば100万円以下のところ、65歳以上で年金収入のみの場合は155万円以下と高くなります。
上記からは、年金生活世帯のほうが住民税非課税世帯に当てはまりやすいことがわかります。
続いては、年代別に「住民税非課税世帯の割合」を見ていきましょう。
