厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」によると、現高齢者世帯の59%が「生活が苦しい」と回答しているようです。

現役世代の方々の中には、「老後が心配」「年金だけで足りるのか」など不安を抱えている方も多いでしょう。

これから老後の資金づくりを始める方も、「老後までにどのくらいお金を貯めれば良いのか」など参考の一助となるデータがあれば、計画的に取り組みやすいのではないでしょうか。

そこで本記事では、現シニア世代の生活の実態に注目し、年金受給や家計支出を確認していきます。

また、記事の後半では老後に向けた取り組みについても紹介していきますので参考にしてみてください。

1. 「生活が苦しい」と回答した高齢者世帯は59%

まずは厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」のデータを元に、現高齢者世帯の生活の実態を見ていきましょう。

生活が「大変苦しい」もしくは「やや苦しい」と答えた割合

「大変苦しい」もしくは「やや苦しい」と答えた割合グラフ

出所:厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」