厚生年金・国民年金から天引きされるお金4つとは？10月から振込額が変わる場合は年金振込通知書をチェック老齢年金の額面と手取り額が異なるのはなぜ？

3. 厚生年金・国民年金の受給額は？令和シニアの平均月額をチェック！

全体・男女別：国民年金・厚生年金の平均受給月額（一覧表）

令和のシニア世代がもらっている老齢年金の平均額を見てみましょう。

厚生労働省の「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金と厚生年金の平均受給額は以下の通りです。

日本の年金制度は、よく「2階建て」と言われます。

1階が国民年金で、2階が厚生年金という構成です。

国民年金は、日本に住む20歳から60歳までの全員が加入することになっており、一方で、会社員や公務員は国民年金に加えて、厚生年金にも加入します。

もしあなたが厚生年金に加入していたら、老後には国民年金と厚生年金の両方を受け取ることができます。

逆に、厚生年金に加入していなければ、受け取るのは国民年金だけになるのです。この違いは大きいでしょう。

厚生年金をもらえると、一般的には国民年金だけよりも金額が多くなる傾向があります。ただ、その金額は加入していた期間や、給与の額によって変わります。この仕組みのため、年金額にはかなりの個人差が出てくるのです。

今の年金の状況や将来の受給額を確認するには「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」が便利です。

今の働き方や収入が将来の年金にどれだけ影響するか考えてみると、貯蓄への意識や仕事の選び方も変わってくるかもしれませんね。