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(初公開日:2021年10月27日)

みなさんは、将来ご自身がどれくらい年金を受け取れるかご存知でしょうか。

老後生活には欠かせない年金です。現在の年齢にかかわらず、ライフプランを立てる上で、自分はどのくらいの年金が受け取れそうかを知っておくことは重要なポイントとなります。

そこで今回は、証券会社でファイナンシャルアドバイザーとしてお客様の資産運用に携わってきた私から、厚生年金と国民年金の受給実態をご紹介していきたいと思います。

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1. 日本の年金構造

現在、日本の年金制度は「2階建て」と呼ばれる構造になっています。

【写真1枚目/全3枚】日本の年金構造

日本の年金構造
  • 国民年金(1階部分):日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人を対象としており、年金制度の土台になることから基礎年金とも呼ばれています。自営業者などを第1号被保険者、会社員や公務員などを第2号被保険者、第2号被保険者の被扶養配偶者を第3号被保険者といいます。
  • 厚生年金(2階部分):民間企業の従業員や公務員などを対象としており、国民年金に上乗せ給付を行う制度です。給付額は、在職中の給与水準と加入期間などによって決まります。