定番アイテムだからこそ
トレンドの移り変わりが色濃く出るボトム市場。ワイドパンツしかり、トレンド感を出しやすいのはトップスよりもボトムスなんです。ただ、そういったベクトルとは別軸で長く付き合える“定番”というのも持っておいて損はありません。
そんな定番の中で、男ならやはり“長く付き合えるジーパン”を一本は持っておきたいところ。そこで今回はショップスタッフがオススメする、良質なジーパンをご紹介。ぜひ、新たなジーパン探しの参考に。
ゆとりシルエットの712モデル
『RESOLUTE』を代表するモデル710とは違い、気持ちゆとりのあるシルエットが特徴的な712。太もも回りにはゆとりをもたせ、股上は浅く膝下から裾にかけてテーパードを強くかけたものになっています。
生地には防縮加工が施され、表面はあらかじめ毛羽立ちのものに。これがまたデニムらしい、いい表情をしているのです。日本人であれば、一本はもっておきたい代物ですね。
あの名品へのオマージュを込めて
『O-』のデニムパンツは、現代的なディテールと程よくテーパードした極太シルエットが特徴。立体的なパターンを採用しているため、広いワタリ幅でありながら収まりの良いウエストになっています。フロントはジッパーでもボタンでもない、マグネットボタンフライを。容易な着脱のほか、閉め忘れなんてことも解消してくれます。
深みのあるインディゴの色みと極太シルエットは白Tとの相性も抜群。アイテム名の「IOS」をひっくり返すとジーンズ元祖の品番が…というユニークさも、ここのブランドの面白いところ。
周りの人さえも清々しい気分にさせる一本
夏でも快適に過ごすことができる『Still by hand』のリネン混デニムは、通常のデニムよりも軽量で柔らかく、汗をかいてもベタつきにくい一本。イエローやオレンジステッチを採用せず、あえて沈んだ色を用いることでより落ち着いた表情に仕上がっています。
シルエットは、太もも回りにゆとりをもたせ、裾に向かってテーパードした、大人のパンツに相応しいもの。老舗デニムにはない、この清々しいブルーの色目は、陽気な夏を一層盛り立ててくれます。
マニアも唸る復刻モデル
『LEE』の歴史的名品を蘇らせる"THE ARCHIVES"から復刻した「RIDERS 101-Z」の1952年モデル。綺麗なストレートシルエットや美しい色落ちは、現代でも十分に通用するカッコ良さ。「え! そこまで?」と思わず口に出てしまうような、目に見えないディテールまで忠実に再現しています。
かの伝説的俳優「ジェームズ・ディーン」も愛用していたとされるこちらの一本。「本物」を体感してみたい方は、ぜひ。
日本デニムの聖地から
デニムの聖地、岡山・児島で一貫したデニム作りを行うブランド『H.UNIT STORE LABEL』の一本。生地には少し青みの強いインディゴ色が特徴の13.5ozのセルビッチデニムを使用。シルエットは細身のストレートシルエットで、上品なスタイリングを楽しめる仕上がりです。
またレングスを短めに設定しているため、気になる足元のもたつきを払拭。リジッドデニムになっているため、経年変化も存分に楽しめるものになっています。
あとがき
経年変化を存分に楽しみたいという方は、リジッドを。夏でも快適にデニムで過ごしたいという方は、リネン混を。みなさまの趣味嗜好に合わせて、ジーパンを選んでみてください。
FACY