日本の富裕層は増えている！お金持ちになるカギは「資産運用」か？！元銀行員が富裕層に共通する3つのポイントを紹介 【2005年～2021年】保有資産規模と世帯数の推移をチェック

皆さんは「富裕層」と聞いてどのような方をイメージしますか。

「純金融資産1億以上」と聞くと、想像もできない世界と感じるかもしれません。

しかし、日本の「富裕層」は増加傾向に。FIREやアーリーリタイアを目指して積極的に資産運用をしている人もいるでしょう。

本記事では、日本における「富裕層」世帯の割合を紹介するとともに、前職の銀行員時代から富裕層の方とお話する機会が多かった筆者が、富裕層の方に共通すると感じた3つのポイントについてお伝えします。

1. 【富裕層】日本で「純金融資産1億円以上」の資産家はどれくらいの割合いる？

株式会社野村総合研究所の調査報告によると、日本には純金融資産1億円以上を持つ富裕層が「148万5000世帯」もいることがわかりました。全体の約2％を占めています。

• 超富裕層（5億円以上）：9万世帯／105兆円
• 富裕層（1億円以上5億円未満）：139万5000世帯／259兆円
• 準富裕層（5000万円以上1億円未満）：325万4000世帯／258兆円
• アッパーマス層（3000万円以上5000万円未満）：726万3000世帯／332兆円
• マス層（3000万円未満）：4213万2000世帯／678兆円

富裕層の割合をさらに詳しく見てみると、資産が1億円以上5億円未満の「富裕層」は全体の約2.6%を占め、世帯数にして約139万5000世帯です。

一方、5億円以上の資産を持つ「超富裕層」は約0.2%で、世帯数は約9万世帯となっています。

2005年からは、62万世帯が新たに富裕層となっていますが、この増加の背景にはどのような要因があるのでしょうか。

次章にて、富裕層が近年増加している背景について考察していきます。