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(初公開日:2024年8月14日)

年金は、原則2ヶ月に1回、偶数月に「2ヶ月分」が支給されます。

次回の年金支給日は8月15日となっていますが、今のシニアはどのくらいの年金額を受け取れるのでしょうか。

本記事では、2024年度の年金額例を参考に「単身世帯(おひとりさま)」の年金額シミュレーションを紹介していきます。

国民年金と厚生年金の違いについても紹介しているので、あわせて参考にしてください。

【注目記事】【低所得者や年金世帯】2024年秋に追加給付金を検討へ。3万円の「高齢者向け給付金」が支給されたことも

1. 国民年金と厚生年金の違いは?公的年金制度の仕組みをおさらい

まずは、日本の公的年金制度の仕組みからおさらいしておきましょう。

日本の公的年金は「国民年金」と「厚生年金」の2種類から構成されており、これらは二階建て構造となっています。

【写真1枚目/全4枚】日本の公的年金制度の仕組み

日本の公的年金制度の仕組み

出所:日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」

1.1 国民年金

国民年金は日本に住む20〜60歳未満の人全てが原則加入対象で、保険料は一律です。

受給額は納付期間によって異なり、仮に40年間未納なく保険料を納めていれば満額受給が可能です。

1.2 厚生年金

一方で、厚生年金は主に会社員や公務員などが加入対象で、保険料は上限はあるものの収入に応じて変動します。

受給額は現役時の年収と加入期間によって異なり、さらに厚生年金は2階部分にあたるため、国民年金に上乗せする形で年金を受け取れます。

まとめると下記のようになります。

  • 国民年金のみ受給(保険料は一律):フリーランス、自営業者、専業主婦など
  • 厚生年金と国民年金を受給(保険料は年収によって変動):会社員、公務員など

「国民年金のみ受給」か「厚生年金と国民年金どちらも受給できるか」で、受け取れる年金額に大きな違いが生じるため、ご自身がどちらの年金を受け取れるのかしっかりと把握しておきましょう。

では具体的に、「国民年金のみ受給」「厚生年金と国民年金どちらも受給」それぞれで、どのくらい年金を受け取れるのでしょうか。

次章にて、2024年度の年金額例を確認していきましょう。