過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2022年9月18日) |
2022年9月9日に公表された厚生労働省「2021年 国民生活基礎調査の概況」より高齢者世帯の所得をみると、年金は平均で207万4000円でした。
老後に2000万円が必要と言われて久しいですが、年金収入が200万円では、年金以外の収入を必要とする方が多いでしょう。
実際にどのような収入を得ている高齢者が多いのか、その内訳や60歳代の貯蓄も見ていきます。
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1. 年金収入「平均は年200万円」高齢者のその他の所得は
まずは同調査より、高齢者世帯の所得の内訳を確認しましょう。
1.1 高齢者世帯の平均所得
総所得:332万9000円
- 年金:207万4000円
- 雇用者所得:58万7000円
- 財産所得:22万9000円
- 仕送り・企業年金・個人年金・その他の所得:28万8000円
高齢者世帯の総所得は約332万円ですが、年金収入は約207万円。
残り100万円以上はその他で補っているご家庭が多いことになります。平均にして、月約10万円になります。
その他の所得で最も多いのは「雇用者所得」で、月換算で約5万円です。ほかに財産所得や企業年金、個人年金などで生活している高齢者が多いとわかります。