10月15日は年金支給日です。
年金は前2か月分が一度に支給されるため、今回受け取れるのは8月・9月分の年金となります。
では、現在の年金受給世代はどれくらい年金をもらっているのでしょうか。
本記事では、国民年金と厚生年金の平均月額を紹介します。「繰上げ・繰下げ」受給を選択している人の割合も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
1. 国民年金の平均月額はいくらか
まずは、国民年金の受給額を確認しましょう。
厚生労働省年金局「令和4年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の受給額の分布は以下のとおりです。
1.1 国民年金の受給額分布
年金受給額 割合
- 月額1万円未満 0.2%
- 月額1万円以上2万円未満 0.8%
- 月額2万円以上3万円未満 2.6%
- 月額3万円以上4万円未満 8.0%
- 月額4万円以上5万円未満 13.9%
- 月額5万円以上6万円未満 24.7%
- 月額6万円以上7万円未満 44.4%
- 月額7万円以上 5.3%
- 平均年金月額 5万6316円
平均月額は5万6316円と低いです。
会社員や公務員としての勤務経験がない専業主婦や自営業者は、この国民年金のみしかもらえません。
年金だけで生活するのは、一般的に難しいでしょう。