2. 絶対に勝ってはいけない投資信託5選はこれだ

では、早速、つみたてNISAで買うべきではない投資信託の種類について簡単に解説していきます。

2.1 その1:バランス型ファンド

バランス型ファンドは、様々な資産へ分散投資をすることでトータルのリスクも低減できますが、リターンも低減します。

先ほども触れたように、つみたてNISAは20年以内にボラティリティを高めて価格をどこまで上げることができるかの勝負となりますので、バランス型ファンドは向きません。

もちろん、富裕層のように「今ある資産のリスクを抑えながら手堅く運用したい」という場合にはバランス型ファンドは使い勝手の良い商品というのは付け加えておきます。

2.2 その2:日本株式のインデックスファンド

日本株式は景気循環に応じて上がったり、下がったりを繰り返す循環株式です。トレーディングには向きますが、つみたて投資には向きません。

つみたてNISAは一度売却するとその投資枠分は20年以内であっても再度非課税枠としては使えません。

2.3 その3:日本株式のアクティブファンド

日本株式のインデックスファンドと同じ理由です。

2.4 その4:債券のインデックスファンド

債券のボラティリティは株式よりも低いので、どこまでボラティリティを高めて資産価格の上昇を狙うのかというつみたてNISAのゲームには不向きな資産です。

国内外の債券がありますが、いずれもつみたてNISAには不向きです。

また、外国債券は為替レート次第で資産価格が大きく変わるので、金利と同様に為替リスクを意識する必要があり、意外に扱いにくいというのがあります。

余談ですが、外国株式も為替リスクがあるのですが、株価そのもののリスクが為替の変動リスクを上回るので、あまり気にならないということもあるかもしれません。

2.5 その5:REIT

REITは株式と同じ程度のボラティリティがありながらも(つまりリスクは同じ)、リターンが株式以下の期間があるため、投資をするなら株式でよいです。