4. まとめ
今回の記事では、70歳代の金融資産保有額や年金受給額を確認しました。
貯蓄2000万円をクリアできている世帯は約3割。年金受給額は、老後生活を送る上で十分な収入とは言えないことも確認できました。
実際に高齢者の過半数が「100%年金収入だけで生活できない」と回答しています。
この現実を受けて、現役世代の方は老後に向けてどのように準備していくかを考えなければいけません。
冒頭お伝えした通り、すでに行動に移し始めている方は増えてきています。
しかし、闇雲に何かを始めるのはおすすめできません。
まずは「ゴール設定」が重要です。つまり「いつまでにいくら貯めるか」です。
それによって活用すべき商品、掛ける金額、運用する年数など、あらゆることが変わってきます。
万人に共通する解決策はありません。自分にとって何が一番いいのかをまずはしっかりと考えてくようにしたいですね。
参考資料
- 金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」
- 厚生労働省「2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
荻野 樹