過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2023年9月11日) |
最近では企業の退職年齢が延びたり、老後の必要資金が不足していたり、また物価などもあり、多様な理由で60歳を超えても働く人が増えてきているでしょう
内閣府の「令和4年版高齢社会白書(全体版)」によれば、60代の就業率を2011年と2021年で比較すると、以下のようになっています。
《60~64歳》
- 57.1% (2011年)
- 71.5% (2020年)
《65~69歳》
- 36.2% (2011年)
- 50.3% (2020年)
《70~74歳》
- 22.8% (2011年)
- 32.6% (2020年)
《75歳以上》
- 8.4% (2011年)
- 10.5% (2020年)
この20年ほどで、働く60~70歳代以上の方が増えていることが分かります。
年金の受給開始年齢が65歳になっている現在ですが、はたして65歳以上の方はどれほどの資産を有しているのでしょうか。
今回は「65歳以上の無職世帯」の年金月額や平均貯蓄額をみていきたいと思います。
【注目記事】【厚生年金】8月15日の年金支給日に「30万円(月額15万円)」が振り込まれる人の現役時代の年収はいくら?
1. 65歳以上リタイア世帯「国民年金」の平均年金月額
まずは65歳以上のリタイア世帯の年金額について、厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに確認してみましょう。
1.1 国民年金の平均年金月額:5万6368円
国民年金の平均受給額は5万円台です。
もう少し詳細に年齢別にも見てみましょう。
1.2 【国民年金】60~69歳の平均年金月額
1.3 【国民年金】70~79歳の平均年金月額
1.4 【国民年金】80~89歳の平均年金月額
1.5 【国民年金】90歳以上の平均年金月額
年齢別にみると、多少異なります。ただ、国民年金は基本的に5万円台が目安とわかります。