2. 年金生活者支援給付金の支給要件
給付金の支給要件は、次の通り年金の種類によって異なります。
2.1 老齢基礎年金の受給者
- 65歳以上の老齢基礎年金の受給者である
- 同一世帯の全員が市町村民税非課税である
- 前年の公的年金等の収入金額とその他の所得との合計額が87万8900円以下である
2.2 障害基礎年金の受給者
- 障害基礎年金を受けている
- 前年の所得額が「472万1000円＋扶養親族の数×38万円」以下である
2.3 遺族基礎年金の受給者
- 遺族基礎年金を受けている
- 前年の所得額が「472万1000円＋扶養親族の数×38万円」以下である
障害年金や遺族年金の受給は所得にならないため、その他の所得が対象です。
3. 年金生活者支援給付金の支給金額
年金生活者支援給付金の金額（月額）は、次の通り年金の種類によって異なります。
3.1 老齢基礎年金の受給者
- 5310円×保険料納付済期間÷480月
※保険料免除期間がある人や前述の合計額が77万8900円超の人は計算が異なる
3.2 障害基礎年金の受給者
- 障害等級1級：6638円
- 障害等級2級：5310円
3.3 遺族基礎年金の受給者
- 5310円
ここまで、年金生活者支援給付金の制度内容や支給要件、給付金額について解説してきました。次章では、9月に年金生活者支援給付金のはがきが届いた人について解説します。
