3. 50歳代は資産運用を始めやすいタイミング
また、50歳代は意外と資産運用を始めやすいタイミングです。
一般的に、50歳代は年収がもっとも高くなる世代であり、さらに子どもが独立し学費や仕送りが不要となる場合も多くあります。
そのため、比較的お金に余裕が出やすい世代です。余裕のできたお金を浪費するのではなく、新NISAなどを活用しながら、効率よく資産を増やす工夫を検討してみるのも良いでしょう。
4. 長く働いて運用期間を伸ばすことも考えよう
50歳代から新NISAを始めた場合、退職する65歳までだとどうしても運用期間が短くなります。
運用期間をもう少し長くして、老後資金をより多く用意したいと思う人もいるでしょう。
そのような人は、退職後も働いて運用期間を伸ばす方法もおすすめです。今は、高齢になっても働くことが当たり前の時代です。
総務省統計局「統計トピックスNo.138 統計からみた我が国の高齢者」によると、2022年の高齢者の就業率は65~69歳が50.8%、70~74歳が33.5%です。
できるだけ多くの老後資金を築きたい人は、ぜひ退職後も再雇用などで働いて運用期間を伸ばすことも検討してみてください。
参考資料
苛原 寛