2. 60代の貯蓄格差の実態をみる

では、続いて同調査結果から貯蓄額別に分布を見ていきます。

2.1 60歳代・二人以上世帯「金融資産保有額」の分布

※金融資産を保有していない世帯を含む

  • 金融資産非保有:18.3%
  • 100万円未満:3.5%
  • 100~200万円未満:4.0%
  • 200~300万円未満:4.0%
  • 300~400万円未満:3.3%
  • 400~500万円未満:4.0%
  • 500~700万円未満:5.3%
  • 700~1000万円未満:7.5%
  • 1000~1500万円未満:7.5%
  • 1500~2000万円未満:6.3%
  • 2000~3000万円未満:13.3%
  • 3000万円以上:19.6%
  • 無回答:3.3%

この分布を見ると、60代で金融資産を持たない世帯が約20%存在することが分かります。一方で、2000万円以上を保有する世帯の割合は32.9%。60代の貯蓄の実態はまさに「二極化」していることがわかります。