2. 年間収入も東京都が最も多い

前述の総務省の調査から、都道府県別の年間収入について見てみましょう。

都道府県別年間収入(総世帯)

都道府県別年間収入(総世帯)

出所:総務省統計局「2019年全国家計構造調査」

  • 1位:東京都629万円
  • 2位:神奈川県615万円
  • 3位:愛知県613万円
  • 4位:富山県612万円
  • 5位:福井県608万円

1位は東京都の629万円で、こちらも東京都が最も多い結果となっています。

2位、3位も家計資産の結果と同様に神奈川県と愛知県がランクインしており、およそ収入と貯蓄は比例関係にあることが分かります。

ただし、4位、5位については家計資産のランキングと顔ぶれが変わっており、必ずしも「収入がたくさんあるから貯蓄ができる」というわけではないようです。

では、効率よく貯蓄に取り組むためには、どのようなことを心がければよいのでしょうか。

次の章では、元銀行員の筆者が見た「富裕層が取り入れている貯蓄への考え方」を紹介していきます。