3. ライフステージに合わせた対策を

70歳代の貯蓄や年金の受給額を確認しましたが、金融資産のない世帯が約2割など厳しい結果も確認できました。

貯蓄と年金どちらも重要ですが、70歳代も世帯間で大きなバラつきがありました。もちろん70歳代に限ったことではなく、各世帯と世代によってバラつきはあるでしょう。

公的年金も、種類によって大きな差が出ます。自分たちの加入している年金や、貯蓄額のペースから将来に向けて準備が必要かどうか早い段階から考えることをおすすめします。

足りないようであれば対策や準備が必要です。

たとえば、資産運用などを取り入れるのも良いでしょう。iDeCoや積立NISAなどコツコツ積み立てる仕組みが注目されています。リスクも伴いますが、預金などに比べて高いリターンを期待することもできます。

コツコツ積み立てる場合には「時間」が重要です。20歳代と50歳代では最終的な積み上がり額に大きな差が出ます。早い段階から無理なくはじめることがポイントです。

準備にも色々な方法があるため、気になった方は情報収集などからはじめると良いでしょう。

繰り返しになりますが、何事も準備時間は長い方が有利です。

今回の記事が長い老後を乗り切るために、お金事情について考えるキッカケとなれば幸いです。

参考資料

徳原 龍裕