この夏は連日30℃超えの暑さが続いていましたが、お盆もすぎ、朝晩の風がようやくちょっぴり涼しくなってきました。夕方以降はいろいろな虫の声も聞こえるようになり、秋の気配をあちらこちらで感じます。
人にとって過ごしやすい秋は、多くの植物にとっても適温で、成長に適した気候です。そのため、苗や球根の植え付けに適している季節でもあるんですよ。
今回は、秋のガーデニングシーズンに植えると、春にかけて美しい花姿を楽しめる多年草&宿根草をご紹介します。
1. 【ガーデニング豆知識】多年草・宿根草ってどんな植物?
多年草とは、同じ株から毎年芽を出して成長する植物のこと。花を楽しむだけでなく、ユニークな葉を楽しめるものも多いです。
多年草の中には、一年中葉をつけている「常緑多年草」と、夏や冬に地上部だけが枯れ、翌年地中の根から再び芽を出す「落葉多年草」があります。落葉多年草は「宿根草」として区別されることもありますよ。
多年草や宿根草は、成長に応じて株分けや植え替えを行ったり挿し芽をしたり、長期間にわたって育ってゆく過程を楽しめるのが特徴です。
2. この記事で紹介する「秋から楽しむ多年草&宿根草5選」
この記事では、常緑多年草を「多年草」、落葉多年草を「宿根草」としてご紹介していきます。
※同じ植物でも地域によって、常緑か落葉するかが異なる場合があります。
2.1 <多年草>
- クリスマスローズ
- マーガレット
2.2 <宿根草>
- シュウメイギク
- ムスカリ
- 原種チューリップ(ワイルドチューリップ)
それでは、ひとつひとつ見ていきましょう。