2. 貯蓄額から経済格差を理解する

総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」から、世帯によってあらわれる貯蓄額の差をみていきましょう。

世帯主が65歳以上の貯蓄現在高階級別世帯分布(二人以上の世帯)ー2023年ー

世帯主が65歳以上の貯蓄現在高階級別世帯分布(二人以上の世帯)ー2023年ー

出所:総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2023年(令和5年)平均結果-(二人以上の世帯)」

  • 貯蓄額平均:2462万円
  • 貯蓄中央値:1604万円

貯蓄額100万円未満が7.9%、貯蓄額4000万円以上が18.8%となっています。

貯蓄している世帯と貯蓄していない世帯の差が広がり、二極化しているのがわかります。

次の章では、70歳代の年金受給額についても深堀りしていきましょう。