4. まとめにかえて
冒頭で、年金が運用されていることに触れました。
単純に積み立てるよりも、複数の資産に分散して長期的に運用する方が結果としてプラスになることが見込めるため、そのような仕組みをとっているのだと考えられます。
これは、個人の貯蓄についても同じことが言えます。
自分の資産を長期的に安定的に増やしていくために、資産運用という選択肢が挙げられます。
もちろん100%成果が約束されている金融商品はないため、ある程度のリスクについては許容していく必要があります。
しかし、インフレが続き物価が上昇している今日では、お金の価値がどんどん目減りしてしまっているのが現状です。
実質的なお金の価値が下がってしまわないように、自分の資産を守り、増やしていく必要があるのです。
これまで預貯金でしか資産を準備していなかった方も、今が分岐点かもしれません。
情報収集し、自分に合った手段で将来のお金を準備していきたいですね。
参考資料
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 日本年金機構「公的年金制度の種類と加入する制度」
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「令和6年4月分からの年金額等について」
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 厚生労働省・日本年金機構「知っておきたい年金のはなし」
荻野 樹