2. 生きた化石と呼ばれる「カブトガニ」

カブトガニは「生きた化石」と呼ばれる生物。大きいもので、前体部と後体部35cm、尾剣部が35cmなので70cmとなります。

日本では瀬戸内海一帯と北九州の一部に生息しているのですが、海岸開発や水質汚染によってその数は減少。近い将来に野生での絶滅の可能性が高い「絶滅危惧1類」に分類されているのです。

特に瀬戸内海では危機的な状況なのですが、福岡県では「自分も昨日、この川で見ました」「朝起きたらカブトガニがいる町 福岡」といった具合に多数の目撃情報があがっていました。

3. ソフトバンクホークスの試合を観に行く最中で発見

大きな話題を呼んだ「住宅街で発見されたカブトガニ」。

投稿者の@AmounterPさんに当時の状況を聞いてみると、「ソフトバンクホークスの試合を観に行くために、球場に向かっている最中に発見しました。最初はフライパンかヘルメットが浮かんでいるのかと思いましたが、よく見ると生き物らしい足と尻尾が確認でき、『アッ』と声が出てしまうほど驚きました」と説明してくれました。

その後の様子については、「帰り道では、試合の余韻よりもカブトガニのその後が気になりました。しかし、すでに潮が引いており、見ることができませんでした」とのこと。

ちなみに、撮影地は福岡市地下鉄空港線・唐人町駅から徒歩数分程度の場所で、付近は住宅街だそう。