5. 秋ごろに実施?年金世帯や低所得者世帯への「追加の給付金」

記者会見において、岸田総理は「物価高の中で食費の高騰などに苦しんでおられる年金(生活)世帯や低所得者世帯を対象として、追加の給付金で支援することを検討いたします。」と明言しました。

支援の実施は秋ごろを予定しているそうで、これからの動きが気になりますね。

さらに、8月から10月にかけて、電気やガス料金を補助する「酷暑乗り切り緊急支援」も行われる予定です。そして、次のような支援策も同時進行中です。

  • 学校給食費等の保護者負担の軽減
  • 飼料高騰などの影響を受ける酪農経営などの農林水産業、中小企業、医療・介護、保育、学校施設、公衆浴場、地域公共交通、物流、地域観光業等に対する物価高騰への幅広い支援

こうした国や自治体の支援が話題になることが多いので、「住民税非課税世帯がうらやましい」なんて声も聞こえてきますが、実際のところ、給付があっても生活が楽だとは言い切れないでしょう。

次章では、ファイナンシャルプランナーである筆者が、そのあたりを詳しく解説していきます。