2024年8月15日は、2ヶ月に1度の年金支給日でした。偶数月の支給を待ち望んでいたシニアの方もいるのではないでしょうか。
この記事では、公的年金の仕組みと直近で予定されている改正について解説します。
1. 厚生年金の平均月額は約14万円
厚生労働省「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、厚生年金(国民年金分含む)の平均受給月額は14万4982円、つまり約14万円です。
しかしこの金額はあくまでも、会社員など給与所得で働いている方の年金額である点に留意する必要があります。
なぜなら一般的に自営業者よりも、会社員のほうが将来、受け取れる年金額が多い傾向にあるからです。
次の章では、現行の年金制度について確認していきましょう。