3. 現代シニアの最新年金事情!2024年度はいくら?
前年調査と比較すると、年金だけで生活しているシニアの割合は減少しています。
3.1 年金だけで生活する高齢者世帯の割合(前年調査)
- 公的年金・恩給の総所得に占める割合が100%:44.0%
- 公的年金・恩給の総所得に占める割合が80%~100%未満:16.5%
- 公的年金・恩給の総所得に占める割合が60~80%未満:13.9%
- 公的年金・恩給の総所得に占める割合が40~60%未満:13.5%
- 公的年金・恩給の総所得に占める割合が20~60%未満:8.5%
- 公的年金・恩給の総所得に占める割合が20%未満:3.6%
なお、2024年度の公的年金については2.7%の増額となっています。以下に国民年金と厚生年金の年金額例を記載します。
- 国民年金(老齢基礎年金):6万8000円(1人分)
- 厚生年金:23万483円(標準的な夫婦2人分)
上記はモデルケースとなっているため、実際に受給できる金額には個人差がある点に注意しましょう。
国民年金は保険料が一律となっており、40年間未納なく支払うことで満額の年金を受け取ることができます。厚生年金は働き方や加入期間に応じて年金額が変動し、個人差が大きいのが特徴です。
参考までに、2022年度の「国民年金・厚生年金」それぞれの平均月額を確認してみましょう。