老後を目前に控えた50歳代の方々の中には、同世代の貯蓄状況が気になるという方もいると思います。
「老後2000万円問題」が大きく取り上げられた経緯もあり、2000万円を一つの目安として考えている方もいるでしょう。
昨今では急激に物価が上昇し、日々のやりくりに悩む方も多いと思います。
その中で「老後を迎えたあとの貯蓄」も考えなければならない現状とあり、ヒントを得たい方も多いのではないでしょうか。
今回は、50歳代の貯蓄状況と、実際に老後を迎えた60歳代の貯蓄状況と比較していきます。2000万円以上を有する世帯はどのくらいあるのか、それぞれの貯蓄割合について詳しく見ていきましょう。
また、記事の後半では「老後に向けてできること」を3つご紹介するので、自分にできることはないかを考えるきっかけにしていただければ幸いです。
1. 50歳代と60歳代の貯蓄状況を確認
まずは金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」から、50歳代と60歳代の貯蓄状況を見てみましょう。