過去の同月に公開された記事をプレイバック!もう一度読み直したい、「編集部セレクション」をお届けします。 (初公開日:2023年8月14日) |
皆さんも一度は聞いたことがある「年金」。老後生活を送る上での大きな収入源であり、必要不可欠なものです。
高齢になってもバリバリ仕事をしていたいと思う方もいらっしゃいますが、65歳以降は余生を楽しみたいと思う方もいるでしょう。
どんな世代でも「お金」は必要不可欠ですが、高齢になるとなお「お金」の重要度が増すものです。
現役世代の方々は労働をすることで対価となる「お金」を貰うことができます。ですが、高齢者の方々は、病気や怪我などによって働けない方が現役世代の方々より多いのが事実です。
今回は高齢者の方々が受け取れる年金額や生活費についてお話をしていきます。
老後の収入や支出を把握することで、現役世代のうちに準備が必要なおおよその金額を把握することができます。
年金だけで老後生活を送る想像していた方々は必見です。
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1. シニア世代の就労率は増加傾向
現代においては、定年退職後も働き続けるシニアが増加傾向にあります。定年後は悠々自適な年金生活を…と思い描いていた方にとっては、意外な事実かもしれませんね。
総務省「「統計からみた我が国の高齢者」というデータによると、60〜64歳の71.5%が就労しています。
さらに、65歳〜69歳の50.3%が就労していることがわかりました。
実は60歳代の半数以上が就労しているのが現実なのです。
2. 多くのシニア世代「年金だけでは生活が苦しい」
厚生労働省は2023年7月4日、「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」という調査を公表しました。
結果によると、100%年金だけで生活している人は全体の44%。残りはその他の収入や貯蓄の切り崩しによって生活しているということです。
もちろん「老後は貯蓄を切り崩しながら生活する」というイメージがあるかもしれませんが、実際に減りゆく預金残高を見るのは、不安が募るものです。
長生き時代に突入したのは喜ばしい一方で、長生きリスクにも備える必要があるということです。
こうした老後不安に備えるには、「年金受給額」と「老後に必要な生活費」のバランスをシミュレーションしてみることも大切でしょう。
まずは、今のシニアが受給する厚生年金と国民年金の金額をご紹介します。