5. 公的年金がどのくらい支給されるかは「ねんきん定期便」で確認を
今回は8月15日に支給された年金について、夫婦で「約46万円」「約67万円」になる違いについて見ていきました。
老後資金の確保に重要になるのは、まずは公的年金です。
公的年金がどのくらい支給されるかは「ねんきん定期便」を確認してみましょう。
「ねんきん定期便」も50歳未満と50歳以上で記載内容が変わります。
50歳未満の方は現在までの加入実績を基に年金の支給額が記載されており、50歳以上の方はこのままのペースで年金を納めていた場合もらえる予定の年金額が記載されています。
まずは、ご自身の年金がいくらくらいもらえそうか把握し、その上で老後生活にいくら必要か考えてみましょう。
どんなところに住むのか家賃はいくらか、生活費はどのくらいかかるのか。また、使える時間も今まで以上に増えるのでやりたいことも想像してみましょう。
足りない部分は資産運用を考えてみるのもひとつの方法です。
現在はNISAやiDeCoなど色々な優遇制度を用いた運用方法もあります。
ゆとりある老後生活を迎えるために、ひとつずつ確認するところから始めてみましょう。
【編集部よりご参考】
参考までに、厚生年金の平均額は額面で14万3973円、国民年金の平均額は額面で5万6316円です。
ただし、実際の受給額は個人差が大きいのが特徴なので、受給額ごとの人数もご紹介します。
厚生年金受給額ごとの人数
- 1万円未満:6万1358人
- 1万円以上~2万円未満:1万5728人
- 2万円以上~3万円未満:5万4921人
- 3万円以上~4万円未満:9万5172人
- 4万円以上~5万円未満:10万2402人
- 5万円以上~6万円未満:15万2773人
- 6万円以上~7万円未満:41万1749人
- 7万円以上~8万円未満:68万7473人
- 8万円以上~9万円未満:92万8511人
- 9万円以上~10万円未満:112万3972人
- 10万円以上~11万円未満:112万7493人
- 11万円以上~12万円未満:103万4254人
- 12万円以上~13万円未満:94万5662人
- 13万円以上~14万円未満:92万5503人
- 14万円以上~15万円未満:95万3156人
- 15万円以上~16万円未満:99万4044人
- 16万円以上~17万円未満:104万730人
- 17万円以上~18万円未満:105万8410人
- 18万円以上~19万円未満:101万554人
- 19万円以上~20万円未満:90万9998人
- 20万円以上~21万円未満:75万9086人
- 21万円以上~22万円未満:56万9206人
- 22万円以上~23万円未満:38万3582人
- 23万円以上~24万円未満:25万3529人
- 24万円以上~25万円未満:16万6281人
- 25万円以上~26万円未満:10万2291人
- 26万円以上~27万円未満:5万9766人
- 27万円以上~28万円未満:3万3463人
- 28万円以上~29万円未満:1万5793人
- 29万円以上~30万円未満:7351人
- 30万円以上~:1万2490人
国民年金受給額ごとの人数
- 1万円未満:6万5660人
- 1万円以上~2万円未満:27万4330人
- 2万円以上~3万円未満:88万1065人
- 3万円以上~4万円未満:266万1520人
- 4万円以上~5万円未満:465万5774人
- 5万円以上~6万円未満:824万6178人
- 6万円以上~7万円未満:1484万7491人
- 7万円以上~:178万3609人
参考資料
- 厚生労働省「令和6年度の年金額改定についてお知らせします」
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 厚生労働省「これまでの年金部会も踏まえてご議論いただきたい論点」
- 厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
渡邉 珠紀