出光興産と昭和シェル石油が揃って大爆騰! 日経平均株価は反落

【東京株式市場】 2018年6月27日

株式市場の振り返り-日経平均株価は反落、模様眺めムード強まる

2018年6月27日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 22,271円(▲70円、▲0.3%) 反落
  • TOPIX 1,731.4(+0.3、+0.02%) わずかに続伸
  • 東証マザーズ総合指数 1,083.0(+9.9、+0.9%) 続伸

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:1,208、値下がり銘柄数:801、変わらず:72
  • 値上がり業種数:13、値下がり業種数:20
  • 年初来高値更新銘柄数:46、年初来安値更新銘柄数:89

東証1部の出来高は13億6,713万株、売買代金は2兆2,300億円(概算)となりました。出来高は前日並みでしたが、売買代金は小幅減少となりました。引き続き米国トランプ政権による貿易摩擦懸念が残る中、目立ったニュースがない中で、模様眺めムードが強まりました。活況な商いには程遠い状況ですが、売買代金は2兆円を上回っています。

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そのような中、日経平均株価はほぼ終日マイナス圏で推移しました。寄り付き直後に一時+14円高となりましたが、前場の半ばには一時▲136円安まで反落しています。後場の半ばには再びプラス圏に浮上寸前まで戻しましたが、結局は反落となって前日に続き22,300円台割れとなりました。

なお、TOPIXも同じような値動きとなりましたが、わずかに上昇を維持して引け、続伸となっています。

東証マザーズ総合指数は続伸、売買代金は1,000億円超をキープ

東証マザーズの出来高は4,089万株、売買代金は1,015億円となり、いずれも前日より小幅減少となりました。上場7日目となったメルカリ(4385)の売買代金が東証マザーズ全体の約25%を占めるなど牽引が続きましたが、メルカリを除くと全体的な商いは低調だったと見られます。

なお、総合指数は続伸となりました。ただ、1,100ポイント回復にはまだ時間を要しそうな雰囲気です。

経営統合へ前進の出光興産と昭和シェル石油が大爆騰、ソフトバンクGは4日続落

個別銘柄では、ファナック(6954)が大きく値を下げ、ソフトバンクグループ(9984)も4日続落となりました。

また、自動車株に対する売りが止まらず、マツダ(7261)、ホンダ(7267)、ヤマハ発動機(7272)が年初来安値を更新し、ブリヂストン(5108)や住友ゴム工業(5110)などタイヤメーカーも安値更新となっています。

その他では、中国株式市場の下落を受けて、コマツ(6301)と日立建機(6305)が大幅下落となり、ハイテク株ではキヤノン(7751)が大幅安となって年初来安値を付けたのが目を引きました。

一方、資生堂(4911)やソニー(6758)が値を上げ、キッコーマン(2801)は連日で年初来高値を更新しました。

また、後場の取引時間中に創業家による経営統合合意が報じられた出光興産(5019)は、直後に一時+20%高に迫る大爆騰となるストップ高となっています(終値は+13%高)。さらに、その経営統合相手の昭和シェル石油(5002)も一時+19%の大爆騰となりました。

その他では、前日に大暴落したしまむら(8227)が安値更新後に買い戻されて上昇したのが注目されます。

新興市場では、上場7日目のメルカリ(4385)が大幅高の続伸となりました。また、ASJ(2351)が爆騰して一時ストップ高となり、株式分割を実施したそーせいグループ(4565)も大きく値を上げています。一方、手間いらず(2477)などが年初来安値を更新しました。

6月27日の出光興産の株価チャート

6月27日の昭和シェル石油の株価チャート

青山 諭志

参考記事

慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。