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(初公開日:2024年7月27日)

2024年6月21日の記者会見において、岸田首相は「酷暑乗り切り緊急支援」として、8月・9月・10月分の3ヶ月について電気・ガス料金の補助を行う旨を発表しました。

昨今、エネルギー価格の上昇や円安などの影響から、電気代やガス代が高騰しています。

ほかにも物価全般が上昇しているため、補助金の支給をありがたいと感じる方もいるのではないでしょうか。

今回の記事では、2024年8月からの「酷暑乗り切り緊急支援」や現在行われている住民税非課税世帯への給付金について解説します。

【注目記事】【低所得者や年金世帯に給付金】検討開始へ。住民税非課税世帯への10万円給付の動向や該当する目安年収を解説

1. 「酷暑乗り切り緊急支援」の内容とは

今夏の「酷暑乗り切り緊急支援」では、電気代とガス代の補助を受けられます。

電気・都市ガスの小売事業者などが請求する月々の料金から使用量に応じた値引きを行うため、家庭において補助金の申請を行う必要はありません。

なお、補助内容は以下のとおりです。

【写真全3枚中1枚目】「酷暑乗り切り緊急支援(2024年8月〜10月使用分)」の概要。2枚目以降では、電気料金の内訳や仕組みなどを掲載。

「酷暑乗り切り緊急支援(2024年8月~10月使用分)」の概要

出所:経済産業省資源エネルギー庁「酷暑乗り切り緊急支援(2024年8月~10月使用分)」

1.1 【2024年8・9月使用分】

  • 低圧電気代:4.0円/kWh
  • 高圧電気代:2.0円/kWh
  • 都市ガス:17.5円/㎥

1.2 【2024年10月使用分】

  • 低圧電気代:2.5円/kWh
  • 高圧電気代:1.3円/kWh
  • 都市ガス10.0円/㎥

家庭では低圧電力を利用するのが一般的なので、目安にはなりますが月に400kWhの電力を使用した場合、1ヶ月で約1600円の補助を受けられます。

こうした電気代は、どのように構成されているのでしょうか。次章で詳しくみていきます。