2. 生活保護を受給したら、毎月いくらくらいもらえるの?

ここでは、生活保護の受給が認められた場合、保護費はだいたいどのくらいの額になるのか見ていきましょう。

保護費は在住エリアや世帯人数などによって異なるので、ここではいくつかのパターンを紹介します。

2.1 生活扶助基準額・住宅扶助基準のモデル

厚生労働省「R5.5生活保護制度に関するQ&A」から生活扶助基準額の目安を見てみましょう。

生活扶助基準学の例(2023(令和5)年10月1日)

生活扶助基準学の例(2023(令和5)年10月1日)

出所:厚生労働省「R5.5生活保護制度に関するQ&A」

3人世帯(33歳、29歳、4歳)

  • 東京都区部等:16万4860円
  • 地方郡部等:14万5870円

高齢者単身世帯(68歳)

  • 東京都区部等:7万7980円
  • 地方郡部等:6万8450円

高齢者夫婦世帯(68歳、65歳)

  • 東京都区部等:12万2460円
  • 地方郡部等:10万8720円

母子世帯(30歳、4歳、2歳)

  • 東京都区部等:19万6220円
  • 地方郡部等:17万4800円

2.2 実際に支払っている家賃・地代

あわせて、住宅扶助の基準額を見ていきましょう。

【厚生労働省】住宅扶助基準

【厚生労働省】住宅扶助基準

出所:厚生労働省「生活保護制度」

  • 1級地:5万3700円
  • 2級地:4万5000円
  • 3級地:4万900円

在住エリアや世帯人数などによって受給できる保護費に差がありますが、1人あたり1カ月につき家賃を除き6〜7万円前後で生活することが想定されています。

猫が健康で、通院などの必要がなければ、猫の分の生活費も保護費から出すこともできると思います。

人間も猫も贅沢は難しいかもしれませんが、大切な猫に愛情を注ぎながら暮らすのもよいでしょう。

次の章では、生活保護を受けながらも猫との生活を考えるうえでの注意点を解説します。