8月は公的年金の支給月。年6回、原則として偶数月の15日(※)に「前月・前々月」分の年金が支給されます。

現役時代にはひと月に1度訪れた給料日。これがリタイア後の年金支給日は2カ月に一度となる点は大きな変化ですね。

一方で、老齢年金には現役世代の給与と同様に「天引き」されるお金があります。現役世代でも給与明細をじっくり確認する機会が少ない人もいるでしょう。老後の年金からも差し引かれるお金があるなんて意外!と感じた人もいるのでは?

ともすれば、額面の受給額にだけに目が行きがちな年金。今回は、年金制度の基本を確認したあと、今のシニア世代の年金受給状況や、そこから「天引きされるお金」について整理していきます。

老後に向けた長期的な資産形成を検討中の方や、これから公的年金を受け取る人が、将来の年金受給をイメージするヒントになればと思います。ぜひ最後までご覧ください。

※15日が土日祝日の場合、直前の平日に前倒しとなります。