世界から見る「日本の富裕層」の割合は7%

クレディ・スイスの「グローバル・ウェルス・レポート 2021」より、まずは2020年の家計の富を世界の地域別に確認しましょう。

世界の富418兆3000億米ドルのうち、最も多くを占める順に「北米(136兆3160億米ドル)」「欧州(103兆2130億米ドル)」「アジア太平洋(75兆2770億米ドル)」「中国(74兆8840億米ドル)」と続きます。

やはり欧米がその多くを占めており、中国の富裕層の多さも実感するでしょう。

では、同調査より2020年の国別の米ドル建てミリオネア(100万米ドル超の富を有する成人の数)の割合を確認しましょう。

  • アメリカ:2195万1000人(39%)
  • 中国:527万9000人(9%)
  • 日本:366万2000人(7%)
  • ドイツ:295万3000人(5%)
  • イギリス:249万1000人(4%)
  • フランス:246万9000人(4%)など

世界のミリオネアの人数は5608万4000人。やはり最も多いのはアメリカ、次いで中国でしたが、日本は3位で7%を占めました。

富の多さで言えば、やはりアメリカや中国にはかないません。

しかし人口およそ1億2000万人ほどの日本が、世界で7%もの富裕層の割合を占めている点は決して見逃せないでしょう。