同様に給与が2000万円を超える人の数も見ておきましょう。2000万円を超え2500万円以下の人の数は、10.7万人。全体に占める比率は0.2%。
また、2500万円を超える人が12万人で、全体に占める比率はこちらも0.2%。
こうしてみると給与所得で年間2000万円を超える人は給与所得者のわずか0.4%ということが分かります。比率としてはわずかに見えますが、人数としては23万人程度いるということが分かります。
年収1000万円といっても生活はそれほど楽ではない
年収1000万円といっても様々な税金を支払った後の手取りなどを考えれば、世帯で見た時に夫婦共働きではなく、家族が多ければ生活はそれほど楽でないという話も聞きます。
日本の給与所得者で見た際の割合は今回見てきたようにそれほど多いわけではありません。より豊かな生活を目指すためには、生活費の水準とのバランスや貯蓄をどのように運用していくのかという観点も必要になってくるのではないでしょうか。皆様の目には1000万円という数字はどのように映るのでしょうか。
青山 諭志