2. 修理後の生まれ変わった箪笥に驚きのコメントが!
その後、伝統工芸士の方の技術によって、新品かと思うようなきれいな状態で戻ってきた箪笥。修理前の写真と見比べてみても、まったく同じ箪笥だとは思えないですね…!
山村さんは「古い状態にも思い入れがあったのですが、職人さんの手で生まれ変わったのを見ると、見事な技術に感激しました。ストレスなくまた使えるのも嬉しいし、部屋が明るくなったような気がします」と話してくれました。
ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には
- 「桐箪笥は、お手入れすれば150年使えるのですね。背景のストーリーも含め素敵」
- 「修繕前も素敵な色合いでしたが、削り直すとこんなにキレイになるなんて!」
- 「お祖母様もお祖母様のご両親も喜んでいらっしゃるでしょうね」
など、職人技に感動した方々やお祖母様に思いを寄せるコメントが多く見られました。
祖母が生まれたとき庭に桐を植えて、結婚のとき仕立てたという箪笥。箪笥になってから100年経って、底板は割れてるし金具は取れるしだったのを、削り直していただきました。伝統工芸士の横溝和夫さんが手がけてくださったとのこと。あと50年は使えますと箪笥屋さん。おばあちゃん、きれなったで! pic.twitter.com/8xubXn0xyE
— 山村若静紀 (@wakashizuki) May 19, 2024
ちなみに、今回の削り直しにかかった費用は30万円前後だったとか。箪笥が標準より幅広い120cmサイズということと、伝統工芸士の方によって削り直されたことも関係しているようです。
金額はかかりましたが、山村さんは自分の人生を重ねて一生大切に使っていきたいと喜ばれていました。
「ずっと身近に置いていましたので、祖母の結婚後の人生をすべて知ってる箪笥です。戦争もあり、商家でしたので人の出入りが多く、さまざまな喜怒哀楽があったかと思います。そこに私の人生も重ねていける喜びがあります。祖母には『私も一生この箪笥を大切にするね、残してくれてありがとう』と言いたいです」と話してくれました。