一般的に、現在の40~50歳代の方々は「氷河期世代」と呼ばれており、非正規雇用者がまだまだ多い世代となります。

2024年7月3日に公表された「2024年の財政検証結果」によると、経済が成長したと仮定した場合、現在50歳の人が受け取れる年金は13万2000円となりました。

過去30年投影ケースにおいては、11万9000円。いずれも40歳→30歳→20歳になるほど年金額は高く算出されています。

氷河期世代の中には貯蓄に回す余裕がなかった世帯も多いと思われますが、実際に40~50歳代を迎えている方々はどのくらい貯蓄できているのでしょうか。

今回は、金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査」から、40歳代と50歳代の貯蓄状況を世帯別に見ていきます。

40歳代と50歳代の平均貯蓄額や、平均以上を有する世帯の割合を確認しましょう。