「男女平等参画社会」「ジェンダー平等」が掲げられる現代社会。
女性の管理職が増えたり、男性の育児休業取得が促進されたりなど、少しずつながらも職場環境は変わりつつあります。
一方で、実際に仕事をしているとジェンダーギャップを感じるという女性も声もあります。
今回は女の転職typeが行った調査「第84回 ジェンダーギャップ感じてる?」より、働く女性の声を確認していきます(アンケート実施期間/2024年1月31日~2月12日、有効回答数/1188名、調査方法/女性:女の転職type会員、男性:type会員およびFastaskによるWeb調査員)。
1. 職場における「男女別」ジェンダーギャップの感じ方
女の転職typeの調査「第84回 ジェンダーギャップ感じてる?」にて、働く男女1188名に「職場でジェンダーギャップを感じるか」と尋ねたところ、男女差がみられました。
1.1 【女性側の回答】今の職場にジェンダーギャップ(男女格差)はある?
- 非常にあると思う…26.1%
- ややあると思う…43.0%
- あまりないと思う…21.4%
- ほぼないと思う…9.6%
1.2 【男性側の回答】今の職場にジェンダーギャップ(男女格差)はある?
- 非常にあると思う…17.8%
- ややあると思う…34.6%
- あまりないと思う…20.4%
- ほぼないと思う…27.2%
「非常にある」「ややある」と感じている女性が69.1%いるのに対し、男性で同様に感じている割合は52.4%。
また「ほぼない」と回答したのは女性は9.6%、男性は27.2%になっており、男女の認識の差が大きいことが分かります。
次に、寄せられた回答を年代別に分けて見てみましょう。
1.3 【非常にある・ややあると感じている】
- 20代…男性50.5%、女性58.6%
- 30代…男性47.7%、女性70.4%
- 40代…男性59.8%、女性74.2%
女性側の回答を見てみると、年代が上がるごとに格差を感じているという人が多い傾向にあります。
この理由の一つとして、妊娠・出産にともなう離職や働き方の変更、育休の取得や時短勤務など、ライフイベントによる働き方の変化が関係している可能性があるでしょう。
また、男性をみても40代は約6割近くと多くなっています。